雨が続き、ひんやりとした空気に
衣替えをなさった方も多いのでは
ないでしょうか。

秋と言えば「秋の七草」。

オミナエシ(女郎花)
ススキ(尾花)
キキョウ(桔梗)
カワラナデシコ(撫子)
フジバカマ(藤袴)
クズ(葛)
ハギ(萩)

秋の七草の一つ、“フジバカマ(藤袴)”は
キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。

花期は8~9月で、生乾きの葉は
桜餅の葉の香りを出すことから
香草の別名を持ちます。

茎の先に房状に花がつき、
1つの頭花は5つの筒状花から
構成されています。
葉は3裂し、地下茎があります。

フジバカマは河原や川岸などに生えていますが、
生育環境の変化によって数が減少しており、
準絶滅危惧種に指定されています。

(写真・文 山田隆医師)