小説家、詩人、また画家である武者小路実篤は
晩年の20年間、調布市で暮らしていたそうです。
その敷地と建物は現在、
「実篤公園」、「武者小路実篤記念館」として
公開されています。

毎年1月下旬から
「実篤チョコ」という名前で
武者小路実篤記念館オリジナルパッケージの
アソートチョコレートが販売されています。
武者小路実篤の優しくも力強い淡彩画と
柔らかい文字が和ませてくれるようで、
発売日から早々に売り切れるほどの人気です。

武者小路実篤が絵を描くようになったのは
38歳、子供を持ったことがきっかけだそうです。
そして絵を描くときには必ず描くものを
目の前に置いていたとか。
描くために見つめることで
それまで消え浮かなかった
美しさや不思議さを発見することに
喜びを感じるからと。

書画には初期のころは「実篤」と署名。
本格的に書画を製作するようになってからは「實篤」
満八十歳になったのを機に、「実篤」に改め、
年齢も書いています。
署名により、いつ頃描かれたものなのか
分かるのも興味深いですね。

広大な実篤公園では
四季折々の花を楽しむことができます。
京王線の仙川駅またはつつじが丘駅から
徒歩10分程です。