地域の医療職・介護職の方々とともに、
地域包括ケアシステムの実現を目指して
開催している医療・介護勉強会。

11回目となる11月22日の勉強会は、
「認知症」がテーマでした。

まずは当院の認知症看護認定看護師が
「認知症と生きる人の支えになろう
 ー言葉にならない心の声を聴こうー」と
題して講演を行いました。

認知症者の割合は、2025年には700万人、
高齢者のうち5人に1人と推計されています。(総務省)

認知症の危険因子として、
高血圧や糖尿病、肥満、
喫煙、うつ病などが挙げられ、
それらを予防する
生活習慣も紹介されました。
(食・運動・対人・知的行動・睡眠)

そして、中核症状と周辺症状、
治療薬、経過についても
グラフや表とともに説明され、
コミュニケーションの援助の
ポイントも知ることができました。

「認知症を持つ人」に対して
“認知症”の部分ばかりでなく、
“人”の部分に着目して
支え、応援していきましょうと
呼びかけました。

講演後は、
「抵抗・拒否が強い利用者の訪問入浴介護」
「夜間外出し、家に戻れないことがある、
  利用者様を地域で支える事例」
の事例発表があり、
それらを受けてグループワークへと移りました。

事例発表その1

事例発表その2

毎年、地域見守り訓練も行われていますが、
“地域で見守る”とは具体的にどういうことなのか、
講演や事例を聞いて、グループ内で話し合い、
イメージができたという声も聞かれました。

グループワークの様子

顔を合わせて地域の医療・介護職が
話をする、有意義な時間となりました。