10月16日の午前に、第5回目となる腎臓病教室を開催しました。
雨の中、お申し込みされた18名の方が参加されました。

 

腎臓内科医師からのごあいさつに続いて、さっそくリハビリ科医師の講義です。一般的な運動の効用、腎臓病患者さんにとっての運動療法の効果、日常活動と筋力などについてのお話がありました。

 

受付後に握力を測っていただいたのですが、それは「ペットボトル開きますか?」。
ペットボトルを開けるには、15~20kgの握力がいるそうです。

動かないことで、健康な人でも背中と足の筋肉が減っていきます。「安静にしていると1日で2歳、年を取る!」というのに驚きです。

運動といっても、ハードル高く感じることはなく、日常生活の着替えや入浴、階段昇降、買い物、掃除などでも運動になります。
散歩などの余暇活動でも、もし趣味でテニスやジョギングなどがあったらそれらも含めて身体活動です。

「年齢にかかわらず、動かせば筋肉は必ず増えます!」という心強い言葉にみなさんうなずかれていました。

 

続いては、リハビリ科の理学療法士から、運動を行うときのポイントと種類についてのお話です。

注意点などを聞いた後、みなさんで実際に体を動かしました。柔軟体操を3種類、レジスタンス運動(筋力トレーニング)3種類を行いました。椅子を使って安全に、そして無理のないようにできる内容です。

片足になると負荷がだいぶ大きくなります

最後に、透析センターの看護師から、運動療法を行う際に気をつけることとして、かかりつけ医と相談すること、脱水についてお伝えし、終了となりました。

 

終了後に質問で残られる方もいらっしゃり、みなさま積極的に参加いただけたようでよかったです。

またご興味がありましたらぜひご参加ください。

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