今年も各地で熱中症警戒アラートが出されています。
欧州各地では熱波で40度を超え、フランスのパリでは「熱波警報」が発表されました。

 

日本では今年の6月1日より、労働安全衛生規則の改正により、「職場における熱中症対策」が義務化されています。それだけ熱中症は危険だということを皆さんに知っていただき、日頃から熱中症を防ぐように気を付けてお過ごしください。

 

そしてもし熱中症の症状が出た場合には、速やかに以下の「FIRST(ファースト)」で対応してください。

F Fluid(フルード)=液体
まずは水分補給。意識がない場合は無理に飲ませず119番通報を。

I Ice(アイス)=氷
衣服を緩め、うちわなどであおいで体を冷やす。冷たいタオルや氷、保冷剤もあれば利用する。

R Rest(レスト)=休憩
涼しい場所に移動して、休ませる

S Sign(サイン)=兆候
15分ほど経過したら症状を確認する。

T Treatment(トリートメント)=治療
症状が改善しなければ119番通報し、病院へ搬送する。

 

ご高齢の方々は、暑さを自覚しにくく、熱を逃がす身体の反応や暑さ対策の行動が遅れがちです。
喉の渇きを感じる前に、水分をこまめに採るように心がけましょう。

 

また室内調整が重要です。
室温だけではなく、湿度も高くなると発汗しにくくなり、熱中症につながってしまいますので、エアコンを利用して室温と湿度の調整をしましょう。