東山会が法人全体で導入に取り組んでいる
認知症ケアメソッド『ユマニチュード』。
この春発足した「ユマニチュード推進室」では、
法人の外に向けた取り組みも行っています。
先日は学会の壇上で、おそらく史上初ではないかと
思われる形でケアを実践してきました。
その模様を、推進室の職員より
写真つきでご報告します。
6月23日、パシフィコ横浜で開催された
第22回日本緩和医療学会学術大会に
参加してきました。
今回の参加目的は、
「優しさを伝えるケア技術:ユマニチュード」
の緩和医療への導入とその実践
という、ユマニチュードの創設者である
イブ・ジネスト先生の講演のお手伝いでした。
その際、なんと!舞台の上で
『ベッドでのシャワー浴』
を実践しました。
ベッドも機械も全て持ち込んでです!
学会の壇上で、シャワー浴するなんて前代未聞!
とその話を聞いたときはビックリしました。
「まさか私が水着に?」と心配しましたが、
それは無事回避しまして(笑)
当日はシャワー浴が滞りなく進行するように
後ろでお手伝いしました。
このベッド上でのシャワー浴というのは
本当に素晴らしく、
たとえ人工呼吸器をつけている方でも、
死が迫っている状況に置かれている方でも、
本人の負担が少なく、優しく穏やかに
心地よいケアを目指せるものであります。
このベッド上でおこなえるシャワー浴の機械は
当院にもまだありませんが、
今後、ユマニチュードのケア技術とともに
普及していくとよいなと思っています。