このブログでも度々ご紹介していますが、
医療機関では様々な勉強会が日常的に
行われています。

医療法で義務付けられた「医療安全」や
「院内感染対策」だけでなく、
部署や専門職種の知識向上のためのもの、
災害新型インフルエンザ等訓練を伴うもの、
他にユマニチュード®などのように、
新しい取り組みを始めるために行われるものも。

もちろん通常業務もあり、スケジュール調整と
場所の確保は共通の悩みです。

さらに職員数も増えており、出欠確認や
会場設営も大変な作業になってきました。

こんな状況を踏まえ、先日は3つのテーマを
1度に開催する試みが行われました。

【個人情報】では、約10年ぶりとなる法改正の
医療分野への影響について解説がありました。

【医療安全(医療機器)】では、院内にも設置の
『AED』(自動体外式除細動器)について、
その使い方や管理方法の講義が行われました。

【医薬品】では「予防接種」をテーマに、
その意義や目的、現在のワクチン供給状況等の
紹介が行われました。

まとめての実施で多少駆け足になった感はありますが、
その分時間短縮になり、概ね好評だったようです。

今回はもう1つ、これまで手作業で行っていた
出欠確認を、IDカードの読み取りで行う
実験も行われました。

結果、受付時間が短縮され、また終了後の
集計がしやすいという効果があったため、
本格的に導入することになりました。

今後は会場を分散できるよう、ネットによる
中継も検討されています。

必要な勉強会が効率的に行えるように、
これからも試行錯誤は続きます。