(第1弾はこちらから)

前回はシーク教の本山の町をお伝えしましたが、
今回お伝えするのはブンディという町です。

ブンディはラジャスターン地方の
典型的な城下町で、とても規模が小さく、
あまり観光客擦れしていないところが
旅先に選んだ理由でした。

アムリトサルからムンバイ行の夜行列車で
翌日の昼過ぎ、コタという町に途中下車し、
そこからバスで1時間ほど行った街が
ブンディです。

コタの駅からバス停まではかなり距離があり、
オートリクシャー(軽三輪車、タイでいう
トゥクトゥク)かタクシーで行く必要が
あるのですが、偶々同じ列車の同じコーチだった
インド人の原発技術者の方のハイヤーに
同乗させて頂きました。

インドでは、観光地や都会では
何度も騙されたりしますが、
一般のインドの人々には、旅行していると
本当に親切にされることもあります。

インド人というのは、困っている人を
放っておけない人種なのです。

宿に着いてからの夜の食事はナワルサガルパレスという、
マハラジャの宮殿を改造したレストランで取りました。

そこは湖のほとりにある素敵な場所でした。
写真を撮り忘れたので、公式ページへのリンクを
貼っておきます。


Nawal Sagar Palace
 ※クリックすると公式ページ(英文)に移動します。

偶然にもブンディはお祭りの最中で、
夜中に町中に轟音が鳴り響き、
とてもインドらしい活気を
経験することができました。

これぞインド、
まさにインド人の生きるパワーを
凝縮したような装いです。

動画であげましたので、音声に注意して
再生してみてください。

 動画1 bundifes1

 動画2 bundifes2

  (※クリックすると映像が流れます)

とてもパワフルですよね。インドの伝統を感じます。

さて、ブンディの街ではあまり観光せず、
このブンディで一番、いや世界でも
ブンディといえばこの人という案内人、
クッキーさんにブンディの郊外を
案内してもらいました。

彼のことは旅行サイト「Trip adviser」や
英語版旅行本「Lonely Planet」にも書かれていて、
まさかこんな有名人のガイドさんを独占できるとは
思いませんでした。

ほぼまる1日、
彼にブンディ郊外を案内してもらいました。

彼は行く先々で住民から声がかけられる人気者。

彼に連れて行ってもらったところはリアルなインドであり、
また目の前で見たことは信じられないような事ばかり。

私の趣向に合わせて古いヒンドゥー寺院に
連れていってもらったり、
巫女さんに会わせてくれたりしました。

 

この巫女さんは、人を惹き付ける
とても魅力のある方でした。

究極は、有史以前の古代の壁画を
見に連れて行ってくれたことです。

この壁画で、動物の前で人間が
大きく手を上げていますね。

これはトラのような猛獣に遭遇した時には、
この壁画のようになるべく自分を大きく見せて
猛獣を威嚇するようにしなさい、
という意味だそうです。

こういった壁画には
教育的な意味合いがあったようです。

クッキーさんのお陰で、一生の思い出になるような
ブンディの旅行ができました。

さてその後は、去年世界遺産に登録された
チットールガルという城塞遺跡に行きました。

この続きは次回ご紹介したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。