2010年11月にアウンサンスーチーさんが解放され、
民主化も進みつつあってようやくミャンマーを訪れる
好機が来たと思い、1週間夏休みプラス有給休暇を使って
ミャンマーに行ってきました。

今回の旅でとても印象に残ったのは、
  ・ミャンマーの人達
  ・パゴダ(パヤー)
  ・ミャンマービール
です。

バガンにある無数のパゴダ(11世紀頃建立)

ミャンマーはまだまだ貧しい国で、
住まいや着るものを見るとそれが良くわかります。

日本では1時間アルバイトすれば、食事1回分の賃金はもらえますが、
ミャンマーでは1日働いて、やっとこさ食事にありつけるレベルです。

でもミャンマーの人たちはその貧しさにも関わらず、
とても幸せそうで楽しそうに日々暮らしています。

昼間は暑すぎることもあって、
特に男は仕事もろくにせずみんなボサーっとしています。

男性より女性の方が一生懸命働いています。

子供たちの中には貧しさから学校に行かず、
絵葉書きを売ったり、お茶屋の店員をやったりして
生計を助けている子供もいましたが、
仕事を離れればサッカーやセパタクローに夢中になり、
子供たちの目はみんな生き生きとしていました。

さて、このような貧しいけれど、
明るく幸せそうな感覚というのはどこからくるのでしょうか。

それは宗教の力が大きいのかなと思いました。

ポパ山(ミャンマーで最強の精霊「ナッツ」が宿る聖地)
ミャンマーの人たちは、生活費以外のお金の
ほとんどといっていいほどを、
寺院やパゴダなどの宗教施設につぎ込みます。

ミャンマーで一番大きいパゴダの「シュエダゴン・パゴダ」は、
仏塔の高さは100メートルもあり、
頂上の風見鶏の先端には
76カラットのダイヤモンドがはめ込まれています。

夕暮れ時のシュエダゴン・パゴダ

金のプレート8688枚、
ダイヤモンド5451個、
ルビー1383個は、
寄進によって集まったものです。

今回のミャンマー旅行は、
人間にとって何が幸せなのか、とても考えさせられる旅でした。

最後に、
ミャンマーの国民食ともいえる
モヒンガを食べながら飲むミャンマービールは
違った意味で私をとても幸せな気分にしてくれました。

ミャンマービール