医療機関では、医療安全を確保するためのシステム改善や、
教育の資料とするために、
「インシデントレポート」
を提出しています。

院内における医療事故に限らず、
危うく事故になりかけた事例も含め、
職種に関わらず、
レポートという形で速やかに登録しています。

その目的は、
◆事例等を検討し、医療の改善に資する事故予防策、再発防止策を策定すること
◆対策の実施状況や効果の評価・点検等にしうる情報を院内全体から収集すること
です。

レポートのレベルはエラーの状況や中身により0~5まであります。
なかでも、レベル0(ゼロ)は、
「エラーや不具合がみられたが、実施されなかった」
というものです。

実施前にエラーに気づいたという点で
多く提出した、またその中身を検証し、
“ナイス0(ゼロ)!”と命名、
部署や個人に対して年に一度表彰しています。

 

 

安全な医療、安心していただける医療を提供し続けるために
私たちは「レベル0(ゼロ)」を大切に活用しています。