皆さん、はじめまして。

これから、今めまぐるしく変化している医療や介護のことについて社会福祉の立場から皆さんにお伝えしていくことになりました。
どうぞよろしくお願いします。

 

さて、早速ですが、皆さんは〝医療ソーシャルワーカー〟という言葉を聞いたことはありますか。
今回はまず私たち医療ソーシャルワーカーの役割についてご紹介したいと思います。

 

2014年に深田恭子さん主演の「サイレントプア」という番組が放映されました。
深田恭子さん演ずる〝コミュニティソーシャルワーカー〟が、地域の中で孤立していたり、生活に課題を抱えている人々に寄り添い福祉の立場から問題を一緒に解決するために奮闘し、主人公自身も成長していくというストーリーでした。

コミュニティソーシャルワーカーは、その名の通り対象者は地域住民と幅広いですが、
わたしたち医療ソーシャルワーカーは病院などの医療機関を拠点にしている福祉専門職ですので、病気や怪我などで受診・入院された患者さまやそのご家族のご相談に応じています。

 

ご相談内容は、病気や怪我などで生じた生活上の問題で、
例えば
「大黒柱が入院して生活はどうしたらいいだろうか」
「退院後の介護のことが心配」
「医療費が気がかりで、治療に専念できない」
「急なことで不安ばかり」 など様々です。

 

そこで、私たちは患者さま・ご家族のお話をじっくりうかがい、必要に応じて病院のスタッフや地域の関係機関とも連携を図りながら、患者さま・ご家族と一緒に問題解決の糸口を考え、解決できるようお手伝いしております。

 

もし、生活上の不安やお困りの事などがありましたら、おひとりで抱え込まずに医療ソーシャルワーカーにご相談ください。
皆さんの相談窓口のひとつとして私たちの存在を頭の片隅に置いておいてくださることを願っています。

医療ソーシャルワーカーに相談したい方は、こちらをご覧ください。

 

次回は改正めまぐるしい医療費についてです!

相談

(地域連携室 医療ソーシャルワーカー)

 

「広報誌 東山だより(2016.8)」より