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病院ブログ ブログのカテゴリ: 91.とうざん写真部

スイフヨウ(酔芙蓉)

2021年8月11日

フヨウ属アオイ科の落葉低木で高さは2~3mになります。
花期は7月~9月で、通常見かけるものは八重咲きです。

朝の開花した時は花弁の色は白色ですが、
時間の経過とともに淡いピンク色から
濃いピンク色に変化することから、
酒に酔って顔が赤くなることに
なぞらえて名付けられたとされます。
これは花弁の中で赤い色素である
アントシアニンが生成されることによるものです。

スイフヨウ-朝

スイフヨウ-昼

スイフヨウ-夕

文・写真/山田隆(リウマチ科医師)

ヤマボウシ(山法師)

2021年5月11日

ミズキ目ミズキ科の落葉高木で高さは約3~8mになります。
ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)は近縁種です。
花びらのように見えるものは総苞片と呼ばれ葉が変化したものです。
花は総苞片の中心にある粒状のものであり、多数の小花が集中しています。

ヤマボウシの花

花は雄しべ4本、雌しべ1本、花弁4枚で構成されており、
花弁は淡黄色、花期は6月~7月です。

実は集合果で直径1~3cmの球形となり、
秋に熟して黄色~橙色になります。
実は甘くそのまま食べることができるほか、
果実酒やジャムにも使われます。

ヤマボウシの実

文・撮影/山田 隆(リウマチ科)

ヤマブキ

2021年4月15日

バラ科ヤマブキ属の花で一重と八重とがあります。
花期は4~5月。日本各地に分布する落葉低木です。
ヤマブキ色と称される黄色い花をつけます。

一重の花は5枚の花弁を持ち実をつけます。
一方、八重の花は雄しべが花弁に変化しており
実をつけません。

一重ヤマブキ

八重ヤマブキ

太田道灌にまつわるヤマブキの里伝説に登場するのは
実をつけない八重の花です。

ヤマブキの里伝説とは、
鷹狩に出かけてにわか雨に遭った道灌が、
蓑を借りようとして近くの農家に行ったところ、
農家の娘が一輪のヤマブキの花を差し出しました。

道灌は意味がわからずに帰って来ましたが、
のちに『後拾遺和歌集』に収められている中務卿兼明親王の歌
「ななへやへ(七重八重)
  花は咲けども山吹の
   みのひとつだになきぞあやしき」
  (みのひとつだになき=実が一つもない・蓑が一つもない)を
踏まえた行動であったことを教えられ、
不明を恥じて以後和歌の勉強にいそしんだとされます。

花弁が4枚のシロヤマブキは別属(シロヤマブキ属)です。
猶上記和歌の「あやしき」を「かなしき」とする文献も散見されますが、
本稿では岩波文庫版『後拾遺和歌集』に依拠しました。

文・撮影/山田 隆(リウマチ科)

春爛漫

2021年4月9日

今年は桜の開花が早く、
4月に入る頃には既に終わっている地域もありました。

春の穏やかな日差しのなかで
当院ではツツジが咲き始めました。
例年より10日~2週間程早いような気がしますが
皆さまの地域ではいかがでしょうか。

当院から少し足を伸ばした布田駅近くにあります
国領神社では立派な藤棚がありますが、
既にいくつものつぼみや花が美しい紫色に輝いています。
なんと樹齢400から500年の「千年乃藤」には
それはそれは大きく長い藤の花が咲くとのことで
今から楽しみです。

武蔵野市ではハナミズキも開花し、
道行く人々が顔を上げて歩いているようです。

色とりどりの花と
新芽の美しい青葉を楽しめる季節となりました。

チューリップと芝桜は、透析センターの窓から
ご覧いただけます。

桜の開花

2021年3月19日

各地で桜のニュースが舞っています。
今年の東京は、3月14日(日)に
ソメイヨシノの開花が発表されました。

当院にも敷地の角に桜の木を植えており
今年も花を咲かせてくれました。

まだ僅か数輪ですが、来週末には満開になると思います。
新病院を建ててから、
高さも幹の太さもグングン成長しています。

カワヅザクラ

2021年2月9日

バラ科サクラ属の桜。
カンヒザクラと他品種(オオシマザクラとする説が有力)との
自然交雑によってできたと考えられています。

1955年に伊豆半島の河津町で発見され
栽培されるようになりました。

花は一重の5弁花で直径3cmほど。
紫紅色でソメイヨシノよりも濃い色をしています。

1月下旬から2月にかけて咲き始め、
花期は1か月間と長くなっています。

写真・文/リウマチ科 山田隆医師

マンサク

2020年12月8日

マンサクの名の由来には諸説ある。

枝にたくさんの花を咲かせることから
豊作の意味で満作となったとする説や、
早春に他の花に先駆けて「まず咲く」
ことから名付けられたとする説などである。

花は2~3月に葉より先に開花する。
花弁は4枚あり、黄色で細長いひも状であり
長さは1cmほどである。
茶色の萼片は4つあり花弁の黄色と
きれいなコントラストをなしている。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
果実は成熟後に乾燥すると
皮が裂けて種子が飛び散る。

(写真・文 山田隆医師)

ウマノアシガタ

2020年2月19日

日本では北海道から沖縄まで広く分布し、
日当たりのよい山野に生える
キンポウゲ科の多年草である。

ウマノアシガタ

草丈は40cm~60cmになる。
名前は根生葉(茎の基部につく葉)
の形に由来するとされる。
茎や葉に直立する毛を持つ。
茎葉は柄を持たない。
茎の先は枝分かれし、
先端に花をつける。

花は4月~6月に咲き、
直径1.5cm~2cm、
黄色で倒卵形の5枚の
花弁からなり光沢がある。

根生葉は長柄を持ち
3~5中深裂している。
裂片は鋸歯縁を持つ。
キンポウゲ科に多い有毒植物である。
八重咲きの物は
キンポウゲ(金鳳花)と呼ばれる。

(写真・文 山田隆医師)

フクジュソウ

2019年11月19日

日本では北海道から九州にかけての
山林内に自生するキンポウゲ科の多年草です。

花期は初春であり、
3~4cmの黄色い花が
茎頂(けいちょう)に1つつきます。

花の外側には紫褐色の萼片(がくへん)が数枚あり、
内側に光沢のある花弁が20枚以上あります。
日が当たると開き、夜は閉じます。

春を告げる花の代表であり、
旧暦の正月頃に咲き出すことから
「元日草(がんじつそう)」や
「朔日草(ついたちそう)」の
別名があります。

根茎を乾燥させた物は生薬名で
「福寿草根(ふくじゅそうこん)」とよばれ、
利尿・強心作用がありますが
強い毒性を有するため
漢方で使用されることはありません。

地面から出てきたばかりの頃に、
フキノトウと間違えられて
誤食されることがあります。

(写真・文 山田隆医師)

ミツマタ

2018年3月15日

ジンチョウゲ科ミツマタ属の花。

低木の落葉樹で、枝が3つに分枝して
伸びることから名付けられました。

ミツマタの花

花期は3月初旬~4月初旬、
蜂の巣に似た黄色い花が下向きに
開きます。
(園芸種に朱色の花の
 アカバナミツマタがあります)

強い繊維質の樹皮は
和紙の原料として用いられ、
日本では1879年以降、
紙幣の材料として使われています。

(文・写真 山田隆)

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