ブログ「東山だより」

第4回看護部ミニ総会

公開日 2019/05/30

5月29日に看護部ミニ総会がありました。
前年度の取り組みの報告と
今年度の目標・方向性を
発表しています。

看護部長の挨拶の後、
さっそく各部署の目標と活動報告に移ります。

桜ヶ丘クリニック

透析フットケアチーム

喜多見クリニック

透析センター

外来

ドック・健診センター

内視鏡センター

オペ室

医療安全推進室

6階病棟

5階病棟

入退院支援室

訪問看護ステーション、訪問看護認定看護師

ユマニチュード推進室

各部門活動がわかる事例の写真や動画もあり、
盛りだくさんの内容で、すでに予定時間をオーバー。

休憩を挟み、
次は認定看護師・専門職の活動報告と続きます。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

透析看護認定看護師

緩和ケア認定看護師

認知症看護認定看護師

糖尿病看護認定看護師

保健師

主任介護支援専門員

そして、看護部長の基調講演へ。

「地域包括ケアシステムを支えるために」
と題して、前年度のことだけでなく、
これまでの看護部の取り組みを話しました。

報告のラストは、
褥瘡対策委員会、教育委員会、
業務委員会の発表でした。

そして、看護部長の愛の詰まった
看護部思い出アルバム。
今回は、趣味や周りの人からの印象を聞いて
「私」が誰かを想像しながら
笑い、驚きとともに紹介。
看護師にスポットライトが当たります。

最後にインターネットを利用した研修システム
「eラーニング」への取り組みについて、
部署と個人の表彰が行われました。

パソコンの不調もあったりで、
予定より30分ほどオーバーしましたが
最後は素敵な笑顔で終わりました。

ホームページ プチリニューアル

公開日 2019/05/18

昨年の秋頃から、ユニフォームが変更になりました。

それに伴って、ホームページの写真も撮り直し、
ようやくお披露目できるようになりました。

今回は、主に就職を考えている方に向けた
看護部のページがメインの変更ではありますが、
他にも東山会、クリニックのページなど
変わったところを探してみてください。

東山会ホームページ

看護部ホームページ

看護部勉強会ー薬局薬剤師と地域の病院との連携

公開日 2019/03/07

3月6日に「地域包括ケアにおける
薬局薬剤師と地域の病院との連携について
〜より良い連携を構築するためには〜」と題して
薬局の薬剤師さんを講師に迎え、
勉強会を行いました。

医師により訪問の指示が出されると、
まず調剤や訪問計画を立てます。
そして患者さん宅へ訪問して
書類や状況の確認を開始します。

6つの事例を挙げながら、
そのときの対応の仕方を
紹介してくださいました。

地域には、思っていた以上に
在宅医療を担う薬局があることがわかりました。

最後には質疑応答、グループワークで
意見交換も活発に行われました。

グループで意見交換

病院と薬局の連携を強めていくことで
お互いにいつでも確認や質問ができ、
安心して在宅医療に関われる薬局も
増えるのではという期待もあるとのこと。
このような機会も貴重なものとなりました。

「ちょうふ在宅医療ガイドブック」には
在宅医療を担う薬局も載っています。
ご活用ください。

2018年度 看護研究発表会

公開日 2019/03/04

3月1日(金)の夜、
2018年度看護研究発表会を行いました。

今年の演題は、発表順に
1.外来透析室における
  インシデント発生状況調査
  【外来透析】
  

2.病棟における身体抑制に関する意識調査
  〜安全ベルトをしない看護への挑戦〜
  【6階病棟】
  

3.患者満足度向上を図る
  〜ユマニチュードを取り入れた看護実践〜
  【外来】
  

4.内視鏡検査前、情報収集の見直し
  【内視鏡センター】
  

5.離床センサーの装着基準について
  【5階病棟】
  

6.速乾性手指消毒剤の
  使用に関する実態と行動要因
  〜透析看護師の知識・認識・行動の観点から〜
  【喜多見東山クリニック】
  

7.訪問看護版疼痛日誌の作成
  【訪問看護ステーション】
  

8.クリニック生き残り大作戦
  〜看護部としての取り組み〜
  【桜ヶ丘東山クリニック】
  

部門を越えて情報共有ができたらという内容もあり、
活発な質疑応答も行われました。

そして、教育委員、看護部長から講評も
いただき、閉会となりました。

つなぐカフェ

公開日 2018/06/26

先週の土曜日、調布東山病院に半年ぶりの
「つなぐカフェ」がオープンしました。

今回もたくさんの花を飾り、お茶やお菓子も用意。
職員食堂をカフェに変身させてお迎えしました。

講演は以下の3つのテーマで行われました。
1)身体にやさしい介助のコツ(作業療法士)
2)マッサージについて(緩和ケア認定看護師)
3)認知症ケアについて
 (ユマニチュード®認定インストラクター・看護師)

恒例行事となりつつあり、
皆さまが気軽にお立ち寄りくださるように
なりました。

お茶を飲みながら、健康について
楽しく学べ、おしゃべりができる場に
なっていると思います。

事前の申し込みは不要、
無料でご参加いただけます。

次回の開催時にも是非足をお運びください。
心よりお待ちいたしております。

世界糖尿病デー関連イベント報告④看護師体験

公開日 2017/11/30

今回は、看護師体験の模様です。

ここでは白衣を用意しました。

小さな看護師さんたちです。


男子も参加してくれました。
当院でも男性看護師が活躍しています。

こちらでは点滴の準備を行います。

スピードを調整するところ。

針も刺してみます。

こちらはAED体験用の機材です。

訓練用の人形と、赤い袋の中には
『AED』の機械が入っています。

電気ショックはできませんが、
本物と全く同じように作られており、
私たち職員もこれで訓練を行っています。

教育用の動画を見たら訓練開始。

倒れている人を見つけたという想定で、
近くの人にAEDを持ってくるよう依頼。

残った人はその間に素早く状況を確認、
一刻も早い心臓マッサージが必要です。

脈と呼吸を確認。

心臓マッサージは、結構深く、
また続けなければならないため、
実際やってみるとかなりの体力が
必要なことがわかります。

AEDを持ってきた人も、すぐに
準備を始めなければなりませんが、
電源を入れれば、後は音声で教えて
くれるので大丈夫。
とにかく早く電源を入れましょう。

電気ショックのボタンを押して
訓練は終了です。

大人でもなかなか難しいですが、
もし実際にそんな場面に立ち会ったら、
今回の体験を思い出してできることを
考えてくれたらうれしいですね。

次回は運動教室の模様をご紹介します。

「口から食べられなく」なったら、どうしますか?

公開日 2022/08/17

前回のブログと同じタイトル、ではありません。
今回は「」がついていますね。

「老いが進み、動けなくなり、
 認知機能が落ち、飲み込みの能力が落ち、
 やがていよいよ口から食べられなく
 なったら、どうしますか?」

その問いに対する一つの答えを、
先日当院にお招きした石飛幸三先生は
「平穏死」という言葉で表されました。

前回のブログをまだご覧になっていない方は、
まずそちらをご一読いただければ幸いです。

さて、今回みなさまにお伝えしたいのは、
実は「その一つ前の段階」です。

当院は急性期病院という立場にありますが、
いよいよ「口から食べられなく」なってきた
ご高齢の患者さまが、数多く入院されます。

例えば誤嚥性肺炎で入院し、
抗菌薬の点滴で肺炎自体は改善したものの、
身体の機能や飲み込みの能力が回復せず、
口から十分な栄養を摂れる状態に戻れない。

そんな患者さまです。

この段階でご家族に求められるのが、
今後どのように栄養を与えていくか、
あるいは自然に任せていくか、
という選択になります。

胃ろうを作るか、中心静脈栄養を行うか、
普通の点滴のみを行うか、
食べられる分だけを食べて、あとは
自然に任せていくか・・・?

「胃ろう」「点滴」「自然のまま」。
言葉で言うのは簡単です。

しかし、それはご家族にとって
愛する人の命の選択であり、
そこには常に悩み、苦しみ、悶え、
涙する姿があります。

ですから「もう食べられません」という宣告は、
深刻な病名を告げる時と同様、私たちにとっても
非常に重大な告知なのです。

では「口から食べられなく」なるとは、
どういうことでしょうか?

普通の食事を普通に食べさせていたら
誤嚥性肺炎を数回発症したので、
「もう危ないから食べさせられません」
というのは「口から食べられなく」なった
と言えるでしょうか。

何とか口から食べられる方法はないかと、
本気で考えたでしょうか。

体の調子や精神の調子を整え、
再挑戦してみたでしょうか。

その方の好きな食べ物を用意してみたり
したでしょうか。

口の状態や歯の状態に気を配りは
したでしょうか。

飲み込み能力に合わせ、食べ物の形態や
調理方法を工夫してみたでしょうか。

食べる環境や食べる姿勢にも配慮は
されたでしょうか。

食事の介助方法を見直してみたでしょうか。

一生懸命考え、あらゆる手を尽くしてもなお、
どうしても「口から食べられなく」なったので
しょうか・・・?

先ほど記した「その一つ前の段階」とは、
患者さま・ご家族に「食べられなく」なった
という重大な告知を行うまでの、患者さま、
ご家族、そして私たちの仲間の戦いです。

前回のブログでご報告した通り、
9月11日に石飛幸三先生を当院にお招きして
ご講演いただいたのですが、
講演会は2本立てで、石飛先生のお話に先立ち
緩和会メンバーであり、言語聴覚士でもある
加藤あすか氏の講演がありました。

言語聴覚士は、音声機能、言語機能、
聴覚機能などに障害のある患者さまの
リハビリや指導・援助を行う職種ですが、
その業務に嚥下訓練(飲み込みの訓練)
が含まれます。

嚥下訓練が仕事ですので、
「口から食べられなく」なりつつある
患者さまを前に、常に第一線で
戦っているのが実は彼女なのです。

治療によってある程度病状が落ち着き、
いよいよ食事が可能かどうかを評価する。
その段階で彼女の戦いは始まります。

「どうやったら食べられるか」
「何か方法はないか」を常に考え、
あらゆる手を尽くす。

その中で様々な苦悩や葛藤が生じ、
翌日にまた挑戦し、時には喜び、
時には新たな悩みが生じ、その翌日に
また挑んでいく。

何とか「口から食べられなく」なったという
宣告をしないで済むように、最後まで
もがき続けるのが彼女です。

そんな毎日を送る中で、
彼女はある一人の高齢患者さまと出会います。

患者さまは101歳の女性。
超高齢ですが、それまでは何とか食事も
自分で摂れていました。
しかしある日、誤嚥性肺炎を発症して
当院に入院されます。

肺炎は抗菌薬治療で治癒し、彼女の関わりで
食事形態や姿勢、介助方法を整えたところ、
何とか食事再開も可能となり、一旦は
自宅退院ができました。

しかし退院の6日後、再び誤嚥性肺炎を発症して
再入院となってしまいます。

今度も治療によって肺炎は治りました。
そして食事の方はと言うと、前回でも既に
限界に近い飲み込み能力でしたが、
彼女たちの嚥下チームは諦めず、前回よりも
更に詳細な検討を行い、少しでも誤嚥しにくい
条件を試行錯誤して挑みます。

何とか「口から食べられなく」なったという
宣告を免れるために。

そして努力の結果、何とか再度の経口摂取に
繋げることができました。

しかし残念ながら、食事を再開して2週間後、
再び誤嚥性肺炎を発症してしまうのです。

一方で101歳の身体はその間にも、着実に
一段ずつ老衰の階段を下り続けていました。

日を重ね、肺炎を繰り返す中で、少しずつ
少しずつ、体力も食べる量も、飲み込みの力も
衰えていくのは、誰の目にも明らかでした。

一般的には「口から食べられなく」なった
と言われる状態でしょう。

彼女はそう言いませんでした。

「こうすれば、何とか少しだけ食べられます。」

その背景には、ご家族、医師、看護師、
リハビリスタッフや嚥下スタッフ、
ソーシャルワーカーなどが
何度も話し合いを重ねて導いた、
一つの答えがありました。

老いを受け入れ、
自然なまま、食べられるだけを食べ、
住み慣れた我が家で最期の日を迎えていく・・・。

「食べられない」のではなく、
食べながら最期を迎える。

そのために、彼女は退院までご家族に
指導を続けます。

そしてついに、101歳の女性は
自宅に帰ることができました。

退院してからも女性は僅かずつの食事を続け、
退院から6日後に息を引き取りました。

娘さんに添い寝をしてもらいながら、
穏やかに、安らかに。

あらためて、あなたの大切な人が
「口から食べられなく」なった時、
あなたはどうしますか?

東山会は、一般急性期病院、人工透析、予防医療、在宅医療・介護の4つのドメインでサービスを提供しています。

調布東山病院:一般急性期病院、透析センター、ドック・健診センター、在宅センター

桜ヶ丘東山クリニック:人工透析専門クリニック

喜多見東山クリニック:人工透析専門クリニック

口から食べられなくなったら、どうしますか?

公開日 2022/08/17

皆さんはこんなことを考えたこと、ありますか?

当院の「緩和会」は毎年様々なテーマで勉強会を
行っておりますが、昨年度1年間を通して
皆で考えていたテーマが、
「口から食べられなくなったら、どうしますか?」
です。

老いが進み、動けなくなり、
認知機能が落ち、飲み込みの能力が落ち、
やがていよいよ口から食べられなくなったら・・・?

日本語には「老衰」という言葉があります。
「老いて心身の衰えること」という意味です。
穏やかに、少しずつ老化が進み、
少しずつ心身の機能が衰え、最後は眠るように・・・。
誰が見ても分かる形で、一歩ずつ、一歩ずつ、
老いが進めば、その自然の摂理に抗う人は
あまりいないかもしれません。

しかし、その過程で肺炎や心不全などの病気が
入り込むと、いくつかの段階を飛び越えて、
突然「口から食べられなく」なったように
見えてしまうこともあります。

実はそれは「突然」食べられなくなったのでは
なく、それまで一段ずつ階段を下りていた方が、
身体の大きなイベントによって数段転げ落ちて
しまったようなものです。

その間の「数段」を見ていないので、
ご家族にとってはあたかも「突然」訪れた
状態のように見えるのですが、
実はその「数段」は、遅かれ早かれ下りていく
はずであったもので、残念ながら取り戻すことが
できないことが多いのです。

病院に勤務していると、そのようなご高齢の
患者さまが数多く入院されます。

誤嚥性肺炎(誤って食べ物などが気道に落ちて
肺炎を発症すること)で入院し、
抗菌薬の点滴で肺炎自体は改善したものの、
身体の機能や飲み込みの能力が回復せず、
口から十分な栄養を摂れる状態に戻れない。

そのような患者さまをこれまで何度も
見てきました。

その時点で私たちはご家族と相談します。

「胃ろう(お腹に穴を開けて胃にチューブを通し、
 直接胃の中に栄養を送ること)にしますか?」

「中心静脈栄養(体の中心を通る太い血管に管を
 入れ、高濃度の栄養剤の点滴をすること)に
 しますか?」

「普通の点滴でわずかばかりの栄養を入れて
 いきますか?」

「食べられる分だけを食べて、あとは自然に任せて
 いきますか?」

ご家族にとっては青天の霹靂です。

「そんなことを言われても決められない」

「大事な家族だから、一分一秒でも
 長生きしてほしい」

「そんな餓死させるようなこと、
 自分にはできない」・・・。

大切な家族。
最も身近で最も愛する人に降りかかった試練。
その命に関わる決定を、自分がしなければいけない。
葛藤するのも無理はありません。

私たちは様々な方法のご説明はしますが、
最終的には患者さまのことを最も愛するご家族の
意思に従っていきます。

去る9月11日、「緩和会」は石飛幸三先生を
当院にお招きしました。
当院スタッフ及び近隣の特別養護老人ホームなどの
スタッフ、総勢約100名という大観衆の中、
石飛先生の御講演を拝聴しました。

 講演会のポスター

当ブログをご覧の方の中にも、石飛幸三先生を
ご存知の方は多くいらっしゃるかと思いますが、
石飛先生は「平穏死」という言葉を世に送り出した
著明な医師で、現在は特別養護老人ホーム
「芦花ホーム」の常勤医を務められています。

代表作
『「平穏死」のすすめ
 ~口から食べられなくなったらどうしますか~』
をはじめ、多数の著書を執筆する傍ら、
全国で数多くの講演会を開催し、
「人生の終末期をどのように迎えるべきか」
を世の中に問い続けています。

 石飛幸三先生

石飛先生は元々腕の立つ血管外科医でした。
大病院の副院長を何十年も勤め、動脈硬化と
闘いながら数多くの患者さんを救ってきました。

輝かしい経歴ですが、先生はその頃のご自身を
「部品の修理屋」と例えます。
長年使って年老いた部品を修理して、
また何年か生きられるようにする・・・。

しかしホスピスで看取りの場と出会い、ある時から
人生の最期を迎える方々に目を向け始めます。
そして医者として第二のステージとして
選ばれたのが、特別養護老人ホームでした。

そこで出会ったご高齢の方々の姿に、
先生は言葉を失いました。

認知症が進み動けなくなり、
口からものを食べられなくなり、
胃ろうを作って栄養剤を注入される。

コミュニケーションは取れず、
手足は曲がったまま固まり、
されるがままに生かされていく。

ふと目をやると、枕元には元気な頃の笑顔の写真。
とても美しく輝かしい人生を送ってきた方の、
人生最後の姿がこれで良いのか・・・?

それから石飛先生の戦いは始まります。

ホームから誤嚥性肺炎で病院に送られ、
治療後に食べられないことを宣告され、
胃ろうを勧められた患者さん。

息子さんは自然のままで
最期を迎えさせてあげたいと思いました。

「胃ろうをしなければ餓死させることになる」
とまで言われましたが、先生は息子さんの
気持ちをくみ、
「ホームで責任を持って引き取る」と言い放ち、
半ば強引に連れて帰ります。

当初はホームのスタッフも反対しました。
「そんな危ない飲み込み能力で、
 食事介助なんてできない」と。

息子さんは「それならば自分が全部やる」と
毎日3食、自ら食事介助をするようになります。
その姿をみるうちに、当初尻込みしていた
スタッフが手伝い始めます。

そしていつしか、皆が一丸となって患者さんを
介助し、食べられるだけを食べ、穏やかに、
自然な最期を迎えていきました。

それから月日がたち、芦花ホームでは
「平穏死」が当たり前になっていきます。

人工栄養は行わず、自然の摂理に任せ、
食べられなくなったら最期を迎える。

講演の最後に流されたビデオには、
スタッフ総出で奥さんとの結婚記念日を
お祝いしてもらうおじいさんの姿が
映し出されていました。

間もなく命の灯が消えることを悟ったスタッフが、
何か人生の最期にしてあげられることはないかと
相談し、企画したそうです。

おじいさんはその数日後に息を引き取った
そうですが、ビデオに映し出された皆の顔には
笑顔しかみられませんでした。

「食べさせなかったら死んじゃうじゃないですか」

食べられなくなった患者さんを前にして放たれる
そんな声に、石飛先生はこう答えます。

「食べさせないから死ぬのではない。
 死ぬから食べないのだ」

人は最期が近くなると、余分なものは受け付けず、
体の中を少しずつ整理し、いらないものを全て
捨てて、軽くなって天に昇っていくのでしょう。

今回参加した当院及び近隣施設スタッフの
皆さんは、様々な思いを胸に帰路についた
ようです。

 講演会の様子

あなたの大切な人が、口から食べられなく
なった時、あなたはどうしますか?

普段あまり考えることのないことですが、
たまたまこのブログをご覧になったことを
きっかけに、ご家族で考えてみるのは
いかがでしょうか。

東山会は、一般急性期病院、人工透析、予防医療、在宅医療・介護の4つのドメインでサービスを提供しています。

調布東山病院:一般急性期病院、透析センター、ドック・健診センター、在宅センター

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